ピエール・ボナールは、1867年生まれのフランスの画家で、印象派の次の世代であるポール・ゴーギャンの教えをもとに結成された「ナビ派」の一員でもあります。

ナビ派は、1890年代に結成され、平坦で装飾的な画風、日常の身近なモチーフや内面性が描かれていることなどが特徴で、ボナール以外に、ドニやヴァロットン、ヴュイヤールといった画家が挙げられます。

それから、印象派の画家もそうであったように、19世紀後半のフランスの画家たちにとっては、日本美術の影響も大きく、特にボナールは、「日本かぶれのボナール」と呼ばれるほど日本の影響を色濃く受けていたと言います。

ボナールは、当初、ポスターやリトグラフなどを手がけ、色彩も多少地味なものでしたが、後に、モネ、ルノワールといった印象派の画家たちとの交流によって、改めて印象派にも触れ、より感覚的で温かみのある作風になります。

また、妻のマルトは身体が弱く、神経質で潔癖的な傾向もあり、一日の多くの時間をお風呂に入っていたことから、浴室にいる彼女をモデルにした絵もよく描いています。

この『洗濯屋の少女(1896)』は、そんなボナールの初期の頃のリトグラフ(石版画)による作品です。浮世絵の影響が指摘される平面的な表現が特徴的で、実際にボナールが見た風景なのでしょうか、傘を持った、洗濯屋で働く少女が通りで犬とすれ違うという当時の日常の光景が、簡素で詩的に切り取られています。

 

アート×オーガニックコットンTシャツ

Suzuriにて、ピエール・ボナール『洗濯屋の少女』のTシャツを販売しています。素材は綿100%(オーガニックコットン)、色はナチュラルとスミクロの二色。

サイズは、メンズ、レディース、ナチュラルに関しては子ども向けまで幅広く揃っています。

天然素材で肌触りもよく、柔らかな着心地で、日常にアートを取り入れることができます。